ほどほど庭の tayora koffie☕

子育て・仕事・趣味について ほどほど庭でお茶しながら話しませんか

末っ子豚は有罪か無罪か

今週のお題「読書の秋」


「ねぇお母さん、『3匹の子豚』に出てくる狼って最後は死んじゃうんだっけ?」
と、ある日の息子。


「煮立ったお湯の中に、煙突から入った狼が落ちて死んじゃうんだと思うけど‥‥どうしたの?急に。」
  「僕ね、持っているデイリー六法使って、3番目の豚が有罪にならないように立証してみようと思うんだ。」
「へ??」

ハテナ全開のわたしに公民の教科書を持ってきてくれました。

f:id:tayorako:20170929102914j:plain


課題解決型特集がいくつかあり、裁判員制度を分かりやすく伝えるためのテーマとして3匹の子豚の事例が取り上げられていました。

子ぶたの行為は殺人か? 正当防衛か?限られた証拠・証言で人を罰するか否かを判断しなければならない刑事裁判の難しさを実感することで,司法への国民参加の意義を考察できます。


うわ!面白い!!
今の公民の教科書ってこんなふうになっているの?


設定は絵本で良くみられる内容とは少し違っています。
皆さんが知っているお話しではありますが、大まかなあらすじです。



3匹の子豚の兄弟が家を作ります。
長男豚はわらの家、次男豚は木の家、末っ子豚はレンガの家です。

狼が子豚たちを食べようとやってきます。
3匹はそれぞれ自分の家に逃げ込みました。

はじめにわらの家は狼の息で簡単に吹き飛ばされ、長男豚は次男豚の家に逃げ込みます。
次に木の家も体当たりで簡単に壊され、2匹は末っ子豚の家に逃げ込みます。
レンガの家はとても丈夫だったので、どんなことをしても壊れません。
そこで狼は煙突から家の中に入ろうとします。
暖炉では火をくべてお湯をわかしていました。
煙突から落ちてきた狼は火傷をおって死んでしまいます。
(もしくは逃げていきます。)



教科書の中では‥‥。
・長男豚と次男豚は狼に食べられてしまったという噂がある。
・狼は末っ子豚と友だちになろうとしていた?
・恨みを持っていた末っ子豚は狼を怒らせて煙突へ誘導し、意図的にお湯を沸かした。

などの設定になっています。

狼の母の「とても優しい息子でした‥‥等々」の証言もあったりして、それを総括してどう思うか、どんな判決が妥当かを考えます。
末っ子豚は①殺人なのか②正当防衛なのか③過剰防衛なのか。



息子が何故デイリー六法を持っているかというと、これまた変人全開な理由です。

ちょうど1年くらい前に「前から思っていたけれど、やっぱりデイリー六法が欲しいんだ。」と言うので「どうしてほしいの?」と聞くと、「僕は力では弱いから、何か不利なことがあったときにデイリー六法で法律を知っておいて、それで戦う。」と。

〝誰と戦うつもりなんだろ…〟
その言葉はとりあえず飲み込んで購入。

かさばるのに学校にも持って行ったりしていて、ちょこちょこ読んでいます。
でも、その道に進む気はさらさらないようなんです。
行きたいと思っている学部も今は全く違います。不思議な子。

そんな息子の出した、今のところの結論です。


正当防衛を認めて、禁固1年。
「懲役じゃなくて禁固にしたんだ。」
  「えーと、何が違うんだっけ💦」
「禁固は刑務作業はなくて、懲役は刑務作業が義務付けられているんだよ。」
  「なるほど~!」母の無知が恥ずかしいです。


まだまだ下書き中だそう。
「また変わるかもしれないよ。」と息子。
デイリー六法を見ながら、とても楽しそうです。

そんなことを楽しんでいる、不思議で変人な息子が大好きです。






ここまで書いて下書きにしていたのですが、昨日職場で見つけた『3びきのこぶた』の絵本の内容が、公民の教科書と(ほぼ)同じでした。
イギリスの昔話では、教科書と同じで兄たちは食べられちゃうんですね。


読みはじめると、子どもたちから「え💦違うよ!」「なんでお兄さんぶた、食べられちゃうの💦」と焦る声が‥‥。
食い入るように絵本を見つめ、ハラハラしている顔がかわいかった(*^^*)
最後に末っ子豚の知恵で狼をやっつけた部分で、やっと胸をなでおろす表情になりました。

イギリスの昔話を元に書くと、そんな物語だったとは。
ますます公民の教科書、すごい✨
大発見です✨



題名は同じ『3びきのこぶた』でも、たくさんの絵本が出ていますので、読み比べるのも面白いかも(*^^*)


ぶたと狼の立場が逆転した『3びきのかわいいオオカミ』もおススメです( ̄▽ ̄)