たよらこそだて

幼稚園教諭と保育士経験をそれぞれ10年以上。自閉症児やダウン症児の加配、息子の子育てから学んだあれこれを書きます。

【保育士・幼稚園教諭】園外での引率責任の重さを感じた卒園遠足 

 

年長児の卒園遠足に同行しました

毎年招集されて、引率として参加しています。

今年も招集があり参加してきました。

楽しいけれど、園外での活動は責任が重いなぁと思う出来事があり、その一日についてまとめました。

卒園遠足概要

  • 園児を約8~10人ずつのグループに分けて、1グループを担当します。
  • 保護者は参加しません。
  • いつもと違う場所(遊園地)での集団行動です。たくさんの誘惑に心が弾む5歳児。
  • お化け屋敷という、クリアしなければいけない関所あり。
  • 今年度年長児の保育補助に1度も入っていません。
    年少時の時には補助として入っていたので、子どもの顔や名前、性格の特徴は分かっています。 

分かってはいますが、日々を一緒に過ごしていないので、信頼関係が浅いです。お化け屋敷に入ることを拒否したい子にとって、信頼関係は大切です。

 

ああ、どうなることやら…( ;  ̄- ̄)=3

楽しみな気持ちと不安な気持ちの半々で大型バスに乗り込みました。
 

午前中の行動

遊園地に着くと、さっそく班行動が始まりました。

現地での行動は、事前に子どもたちが考えて予定表にしています。

予定表と言っても、①~⑩まで乗り物が順番に書いてあるだけです。

それを見て冷や汗が出ました!

回る順番どうやって考えた?

園内を蜘蛛の巣を張るように、あっちへこっちへ飛んでいかなきゃいけない効率ゼロの行動表!担任の介入の痕跡なし!笑

 

時間には制限があります。みんなでお昼を食べたり、集合写真を撮ったりする時間も。それらを組み合わせながら、出来れば全て回ろう!ということですが…大丈夫?ではなさそう。
こちらで全部決めてしまれば簡単ですが、みんなで考え合う過程を大切にしている園なのです。

理想→素晴らしい!

現実→どうなるか分からない!

 

大型迷路も時間配分を左右する難関でした。数か所で謎解きをしながらスタンプを押してゴールへ向かうのですが、グループ全員が同じ方向へ進むことも大変です。それぞれ右に行きたい、左に行きたいと意見が違います。ここ、さっきも通ったな~と思いながらも、子どもの気持ちを大切に進みます。ABCDと進んだら、あっという間に出られるところをDBCAの順で、かなりの時間オーバーで抜けられました。

 

時間がかかりすぎたので「次は〇〇の乗り物だけれど、近くにある乗り物を先に乗っても大丈夫だけれど、どうしたい?」と聞きました(提案はOKとされています)。

うぷぷ。

予定表通りに進みたいんだって!笑

OK。

なんて言っても、みんなの卒園遠足だもの!

 

予想通り、午後よりも長いはずの午前中、全体の予定の半分しか乗れませんでした。

お昼ご飯の時間になりました。

 

お弁当&お菓子タイム 

乗り物と同じくらい楽しみにいているお弁当。どの子も美味しそうなメニューが並んでいました。誇らしげに見せてくれるその顔を、ママたちにも見せたいな(*^-^*)

お弁当が空になった子からお菓子も食べてOKで、いつもよりモリモリ食べていました。

いつもと違うところで食べるご飯は、気持ち少な目がお勧めです。なかなか食べきれない数人の子に「お腹がいっぱいなら残しても大丈夫よ」と言いましたが、どの子も「ママが作ってくれたから食べたい」と言うのです。時間がなくなり、お腹もいっぱいで楽しみにしていたお菓子をほんの一口しか食べられなかった。

そんな子に限って大袋のお菓子とか…💦遠足などは小袋のものや個包装のものをお勧めします。食べきれなくても心残りも少ないし、友だちと交換もしやすいです。わたしもたくさんお裾分けを頂きました♡

 

午後の自由行動

時間が短い午後の時間。

子どもたちと作戦タイムを設けました。

まだ乗れていない乗り物の確認。全て乗り切りたいかの確認。時間の確認。

子どもたちも時間がなくなってきたことを理解して、なるべく近いものから乗って行こうと作戦変更。なんとか回れるかな。いや、最後の最後に待ち構える難関が!

それはお化け屋敷。
歩いて暗い通路を歩いていきます。

お別れ遠足の目的が『園で学んできたこと(友だちと協力するとか頑張る気持ちなど)を最後に遠足で楽しみながら、それを実行する』みたいなことなのですよ。

正直言ってもいいですか?

最後なのだから、楽しければいいよ💦

数年前に引率をしたときに、お化け屋敷をクリア出来なかった女の子が2.3人いたのです。無理やり引き連れて入ることは出来ないので、そのグループの先生は諦めたらしいのですが、帰園後その子たちがしくしく泣き始めてしまって。

クリア出来なかった自分が悲しくなってしまったみたい。

(; ̄Д ̄)💦
入ることが嫌で涙。
入れなかった悔しさで涙。

引率する側として、どうすりゃいいの?

毎年、お化け屋敷の前まで来て「コワい。入るのやめる」と言いだす子は必ずいます。

そりゃそうですよ!
わたしさえ、入るの本当は嫌なのですから~~👻

お化けが大の苦手です。ホラー映画なんて絶対に見ません。

「コワい?じゃあ、やめよう!」
と言う訳にはいかないので

「〇くん、入りたくないって言っているけれどどうする?」
と子どもたちに投げかけます。

「がんばろうよ」

「みんなでゴールしよう」

「てをつないであげるよ」

頑張ろうと思っている子たちは必死です。きっと自分だって不安なのに。

今年もみんなで一丸となって、お化け屋敷に突入しました。

全員が心を決めたら、みんなで大きなだるまみたいにつながって。
もう誰かが転ばないか、置いてきてないかで心臓バクバク。
だって真っ暗なんですもの💦わたしのお尻に2人。手には4人くらいくっついています。
歩くのが必死です。

今年は途中で一人の子の靴が脱げました!今時の子ですね~。どうしようとワタワタしているわたしに一人の子が「先生、スマホのライトつけて」と言ったのですよ。

照らしたら、すぐ下にありました(笑)

「そのまま点けておいて」と言われましたが、それじゃあお化け屋敷にはならないので「あれ、何で消えるのかしら。充電なくなっちゃったかな~」ととぼけながら消しました。

 

ゴールが近くなって、外の光がうっすらと見えたときの子どもたちの顔、いい顔なの。中にはしがみついて進み、目を開けていない強者もいるので、ゴールの少し手前で「あ、外の光が見えるよ!」とみんなの肩をポンポンします。

( 。゚Д゚。) 

「わーー!」
と言ってゴールに向かっていく子どもたちの後ろ姿を見るとき、いつも胸がじんわり熱くなります。 

 

何とか時間ギリギリで全ての乗り物をクリア出来ました!

 

一瞬の隙に園児が迷子に

全員で集合写真を撮り、バスへ…の前にトイレに寄ったのです。お弁当会場は混むだろうからと遊園地内入り口のトイレに行きました。

ここで事件発生。

 

トイレから男の子2人がなかなか戻りません。

声を掛けて中に入っても誰もいない。周りを探しても見つからない。

冷や汗が出てきました。担任に電話をして状況を報告。集合場所にもいないとのこと。

その2人を見つけるために、それ以外の子を近くで見つけた違う班の引率の先生にお願いして、園内を走り回りました。

隅から隅まで回っても見つからない…。

その時着信が来ました。

 

まとめ 

二人は集合場所に戻っていました…。

力が抜けました。

 

良かれと思って空いているトイレに向かったけれど、混んでいてもみんなと同じ方向のトイレに行っておけば良かったことを反省しました。

上司や担任にお詫びして、先に到着していた子を抱きしめました。

本当に良かった。無事でなければ、この日のどんな楽しさも台無しになってしまいます。

ワクワクとドキドキとハラハラと、色々な思いが混ざり合った一日でした。

 

 

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