たよらこそだて

幼稚園教諭と保育士経験をそれぞれ10年以上。自閉症児やダウン症児の加配、息子の子育てから学んだあれこれを書きます。

【離乳食のコツ】食に貪欲な子に育てたい!工夫とコツ

離乳食の食材と道具選び

わたしは偏食で、子どもの頃から魚介類が苦手です。野菜は大人になるにつれて食べられるようになってきました。


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自分と同じようにならないよう、息子(希生)の離乳食の食材は偏らないように色々なものを試しました。

いつも手を掛けることは難しいので、時間があるときにまとめて作り冷凍庫にストックしておきました。
氷製皿に入れて固めて、ジップロックに入れて。

お粥、野菜のペースト、お出汁も。
それらを組み合わせてサッと作れるようにしました。

離乳食を作るためのたくさん道具が売られていますが、使用する期間は本当に短いです。特に買い足す必要もないのかもしれませんが、使用して便利だったのは炊飯器でお粥が作れるおかゆこがまとすり鉢セットです。

 

 

手に持って食べられるもの

少し大きくなってきて、固さのあるものを食べられるようになってきたら、なるべく自分で食べられるようなメニューにします。自分で食べたいという意欲も出てくる頃ですよね。

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昔の写真を写真に撮ったものなので、写りが悪くてごめんなさい。

ブロッコリーとひき肉のチーズ粥

人参スティック
ゆでマカロニ
いちごを少しつぶしたもの

園でも自分で食べたい時期の子に、掴めるものやつまめるものを準備しています。

簡単に出来るものもたくさんありますよ。

  • 小さなおにぎり
  • 茹でたブロッコリーを小さくしたもの
  • ジャガイモをふかしてまるめたもの

柔らかさや大きさは、少しずつ変化させて飲み込まないで噛めるように調整して下さい。

 

食事は椅子に座る習慣を

自分で座れるようになってきたら、椅子に座って食べる習慣をつけます。

きれいに食べて欲しいけれど、そうなるまでには食べこぼしは仕方ありません。

食べているときには叱ってしまうと食べることが楽しくなくなってしまいます。

こぼしてもストレスにならないよう、椅子の下には小さなレジャーシートを敷くなど工夫しましょう。

 

食欲を増やすための食事量は腹八分

与える量は、もうちょっと食べたいなぁと感じる量です。
そして同時に食事に集中できる量。

お腹が満足になり、もういらないと思うと遊んでしまいます。

「遊ばない」と叱らなくてすむ量でストップしましょう。

「いっぱい食べたね」
「美味しかったね」
「また食べようね」でおしまいに出来ると食事の時間が楽しくなりますね。

もうちょっと…の量を知るために観察してほしいところです。

  • 食べるスピード
  • 目がどこに向いているか(嬉しそうに頬張っていますか。目は食べ物やこちらを見ていますか?)
  • 食べることに夢中になっていますか?(遊び食べをしていませんか。遊び始めたということは、お腹が満足ということです)
  • 立ち上がろうとしていませんか?(集中が切れてしまいましたね。お腹が満たされたのかな)

少なめの量から少しずつ増やして、わが子のもうちょっと食べたい量を見つけます。
毎日変化しますので、その適量を体調によっても成長によっても調節していきます。

もうちょっと食べたい。もうちょっと食べたい、が続くと食に貪欲な子どもに。

こんなに食べられない。もう無理…が続くと、食に対して無欲な子どもになる可能性があります。

 

嫌いな食材は一口から

好き嫌いなく何でも食べるが理想ですが、小さい時の好みも少しずつ変化します。

大切なのはバランスです。たくさん食べることよりも重要です。

好きなものをたくさん食べてお腹がいっぱいになり、好きでないものは受け付けなくなる子が職場の園にも何人かいます。

その子の適量の中に、苦手なものを一口でいいので入れるようにして少しずつその味に慣れていくように出来ることが理想です。

苦手なものを一口食べられた時には、たくさん褒めてあげて下さい。

ついしてしまいがちなのは、一口食べられたからと「もう一口!」と言ってしまうこと。頑張った一口を認めて繰り返し、不味くない…と思えたときに量を増やしてください。間違うとその一口も食べなくなります。 

 

家庭の食事が大きく影響している例

Aちゃん(女児0歳)

家庭で離乳食は作らない。父も母もお酒を飲むので、そのつまみを一緒に食べている。保育ノートの夕食メニューに〝キムチ〟と書いてあり、驚いてお迎え時に確認すると「手を伸ばして食べちゃって。笑」と母。
保育園のメニューは味が薄くてなかなか食べない。保育士の給食を欲しがって泣く。

Bくん(男児0歳)

こちらの家庭も離乳食は作らない。保育ノートにカボチャ(天ぷらの中身)と書いてあり、驚いてお迎え時に確認する。
母は天ぷらを0歳児に与えてはいけないと知っていたものの、衣を取れば大丈夫だと思ったらしい。電子レンジでチンするだけで、同じ食材を使った離乳食も出来ますよ、と伝えるがその時間はないという。
体重は発育曲線を大きく超えて、肥満児クラスに。

Cちゃん(女児1歳)

椅子に座って食事が出来ないと母は困っている。園でも椅子に座れるのは2~3分がいいところでした。
話しをよく聞いてみると、小さく産まれて心配した母が、少しでも多く食べてほしいとお腹がいっぱいのその子を追いかけて歩きながらでも食べさせていた。
椅子に座ったら食べられる。立ったら食べられないということを繰り返していく中で少しずつ座れる時間が延びていく。

自分の経験を振り返ってみても、この子たちを見ても、食(または、食事環境)が与える影響は大きいです。

  • 素材の味を覚える前に、調味料の味を覚えさせていませんか?
  • 美味しいと味わえるように、食事中テレビは消すか、小さな音にしていますか?
  • 「美味しいね。」と食べているものについて会話していますか?
  • 楽しい食事の時間を一緒にとっていますか?

3人の子も時間はかかりましたが、園での食事に関しては年齢相応の食事を食べられるようになりました。

お腹がすいたら、好みの味でなくても「イヤ!」と言っていた物も食べたくなるものです。
食べなくて心配だからと好きな食品やお菓子、ジュースを与えてしまったら?

好きなものでお腹が満たされるのなら、食べたくないものを食べるようにはなりません。

 

ミルクの量を調節

園の子を見ていて思うのは、離乳や卒乳と食への興味は比例することが多いということ。

ミルクが好きな子は食事への興味が薄い場合が多いです。

ミルクが必要な時期や少なくするタイミングはその子によって違いますが、 一歳を超えてミルクに頼っている場合は与える回数を減らして、お腹がすいたら食事で満たすことへ切り替えていくことも必要かもしれません。

中には食事もたくさん食べてミルクも大量に飲む子もいて、太っています。

ミルクは食事の一部です。食事で栄養が摂れるようになってきたら、減らして下さい。

 

一食に食べる量よりは一日の摂取量で考える

泣き虫だった希生は、食事に気持ちを切り替えられずぐずぐずして食べられないときもありました。
そんなときは無理して与えず、例えばお昼ご飯で栄養が充分に取れなかったときには、昼寝をして、気持ちが落ち着いたおやつの時間に改めてお昼に食べるはずだったものを与えました。

一食で必要な分のエネルギーと栄養をと考えず、1日合計して必要な量を食べることが出来ればOK。
お菓子は赤ちゃんせんべいくらいしか与えていませんでした。小さい時に食べるものは身になるものを食べさせたいですね。甘いお菓子よりは果物の方が好ましいです。
(自分たちがお菓子を食べたいときは、息子の昼寝中にこっそり食べました。大人が美味しそうに食べるものに、子どもは敏感です。)

それでも、大きくなるにつれて好みは出てくるものです。
希生は食べられないものはありませんが、苦手なものはあります。

偏食だらけのわたしが生きていけているので、少しくらい苦手なものがあったっていいと思っています。

食べることが好きで、体がその子のペースであっても大きくなっていけば大丈夫。

 

「楽しく食事」が食に貪欲になる一番の近道

毎日頑張ることは大変ですので、売られているベビーフードも時には使っても大丈夫。わたしもお出掛け時などは持っていきました。作ったものをタッパーに入れて持ち歩くよりも衛生的です。その時々に応じて上手く利用して下さい。

 

周囲と比べて食が細いことや体が小さいことを気にする必要はありません。

大切なのは、食事が好きかどうか。バランス良く食べることが出来ているか、その子なりの成長が見られるかどうかです。

楽しく食事が出来ることが、食事が好きな子になるための一番のポイント。

 

毎日の食事の支度や家事の合間の離乳食作りは大変だと思いますが、生きていくために重要な体の健康の基盤は食べることと寝ることです。

時々は手を抜きつつ、頑張ってくださいね(*^^*)