たよらこそだて

幼稚園教諭と保育士経験をそれぞれ10年以上。自閉症児やダウン症児の加配、息子の子育てから学んだあれこれを書きます。

【保育のヒヤリハット】子どもの熱中症にご注意を

暑い時期の保育

体温調節機能が十分に発達していない子どもたちは、大人よりも熱中症にかかりやすいと言われています。

喉が渇いた、暑さでクラクラする。そんな感覚も鈍いですよね。

大人なら、何だか気分が悪い…熱中症かもしれないから、部屋の中の涼しい場所で横になろうと思ったり出来るけれど、熱があっても吹っ飛んで歩く子もいる。

変化を見逃さずに、注意して見守る必要があります。

わたしには数年前に熱中症に関する苦い思い出があります。
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送迎バス内で熱中症⁉

子どもたちの送迎のために、園バスに乗車していました。

その日は5月だというのに暑い日で、バスに乗ると熱気がムンムン。

運転手さんがクーラーを付けてくれました。

いつもと同じように人数確認をして園を出発。

時間は14時過ぎだったと思います。一番暑い時間帯。

衣替え前なので長袖のジャケットを着ている子もいて「暑かったら、脱いで鞄にしまってね」と伝えました。

バスが発車して10分くらいした時に、前列に座っているAくん(4歳)が泣いていることに気付きました。

「どうしたの?」と聞くと

「ねむい」と言うAくん。

「そっか、寝ていていいよ、バス停に着いたら起こしてあげるね」と伝えました。

バス停に到着して、Aくんを引き渡しながらお母さんに伝えました。

「バスの中泣いてしまって、眠いみたいです。さようなら」

 

翌日(金曜日)Aくんは欠席。

週明けの月曜日に出勤した時に、門の前でAくんのお母さんに会いました。

「おはようございます。今日はバスではないのですね。先日大丈夫でしたか?」

Aくんのお母さんの顔が引きつり、怒った声で言いました。

「大変だったんです。気をつけて下さい」

何のことか全く分からないまま、あっけにとられてすれ違いました。

タイムカードを押すために職員室に入りました。

 

Aくんのお母さんの主張

主任からAくんが熱中症で病院へ行き、点滴を受けたことを聞きました。

Aくんのお母さんから園へ伝えられたこと。

  • 園バスの中が暑かった。冷房が付いていなかったのでは?
  • Aが「あつい」と先生に言ったけれど、何もしてもらえなかった。
  • 帰宅後も様子がおかしく、病院へ行ったら熱中症と言われて点滴をした。
  • 病院に来るのが遅かったら大変なことになっていたかもしれないと医師に言われた。
  • バスが心配なので当分は送り迎えします。
  • 園や先生はきちんと対応してください。

Aくんが無事で良かったという思いと共に、大きな石のかたまりが頭に落ちてきたくらいの衝撃でした。

主任に聞かれたので話しました。

 

Aくんに対するわたしの対応

  1. 「今日は暑いですね」とバスの運転手さんに伝え「エアコンつけますか」と聞かれて「そうですね」と答える
  2. バスの中でAくんの異変に気付く
  3. 「ねむい」と言ったので「寝ていていいよ」と伝える
  4. バスを降りる際に、お母さんに様子を伝える
  5. 園に戻り、Aくんの担任に出来事を伝える

Aくんの「ねむい」と「あつい」の言葉が違うのが気になります。

わたしの聞き違えか、Aくんの中で思い違いか…これは考えても仕方がないですね。

主任はわたしの話を聞いて理解してくれました。

ならいっか。わたしの悪い部分もあったんだし… 

いつもならそう終わりがちですが、前回のNVC講座で学んだことがあります。

自分にとって受け取りづらいことがあった時、心の中で湧き上がった感情をぶつけると誰かが傷付く。相手や自分を責めると、その痛みって残るでしょう。

その痛みを避けるために、感情を出さないようにしようと努めることが多い。

でも自分の感情を抑圧すると、後から違う形で噴出してくるのだそうです。

その時感じたモヤモヤを書き出してみたいと思います。

 

わたしのモヤモヤ

  • まずはAくんの担任へ。わたしがとった対応を知っているのは彼女のみ。でも、Aくんのバスでの様子も、わたしがとった対応についても言わなかったそう。点滴をした連絡を受けたときにも…ショック。
  • Aくんのお母さん。エアコンついていないのでは…は完全な思い込み。何の対応もしていなかったら、バスを下車する時に様子を伝えたりしてはいないです。

相手を責めた後は自分を責めてみます。

 

わたしの反省

  • Aくんの様子の変化に気付いたのが、発車してから10分後。もっと早く気付いてあげられたら良かった。
  • Aくんの様子について、担任には報告したが学年主任もしくは主任にも連絡すべきだった。

そして自分の感情や欲しかった願いを探ります。

 

わたしの欲しかったもの

  • わたしの思いや配慮に気付いて欲しかった。
  • その時の様子やどんな対処をしたのかを決めつける前に聞いて欲しかった。
  • Aくんのことを一緒に心配し、成長を見守りたかった。

これは担任に対しても、Aくんのお母さんに対しても。

 

担任やAくんのお母さんの欲しかったもの

  • 担任は新任でした。どこまで上司に報告したら良いか分からなかったのかもしれない。報告し忘れていたことを叱られてしまうかも、という怖さがあったかもしれません。
  • Aくんのお母さんの願いは分かります。わたしも息子をもつ親。心配だったのですよね。Aくんを思う気持ちは当然のことです。わたしも園や学校に求めていたものは、何よりも安全でした。

 

モヤモヤへの対処

湧いてきた感情は抑圧せずに、そういう感情があるんだなぁと認めてあげることが大事なのだそうです。自分の気持ちを十分に受け入れる前に、相手の気持ちを考えたり、自分を責めたりすると相手への共感も難しいそう。

書き出して気持ちを整理してみたら、とてもラクになりました。

 

熱中症対策で出来ること

  1. とにかくこまめな水分補給。
  2. おしっこやおむつが濡れる回数が極端に減った時は、水分が足りていないかもしれません。
  3. 衣服の調整…暑いのに長袖のロンパース着せている方とか…心配は分かるけれど、子どもの汗の量はすごいです。薄着&調整の出来る服を。
  4. 涼しい場所での休息をとる。

室内にいてもかかることのある熱中症。あれ、いつもと違うな…と感じたときには早目に病院へ受診しましょう!

心配していても、誰かに相談しても、診断出来るのは医師だけです。

 

衣替えに思うこと

毎年この時期モヤモヤするのですよね。園のジャケットもそう。希生(息子)たちの学生服もそう。衣替えが6月は今は無理でしょう。

高校は上着なしでも何も言われないからと着て行っていませんが、中学の時には何日までは着用と決められていました。

校長先生にお願いしに行ったことがあります。

中学校もクールビズをお願いしますと。

2週間くらいの移行期間を設けてもらえましたが、着て行かない日も持っていかなければいけない。重たい荷物がさらにかさばっていました。

そもそも衣替えってなに?と思うわたし。

式典参加時は上着の着用、それ以外は季節気温によって各自で調節で良くないですか?

みんなで同じ服装をすることよりも、自分で暑い・寒いを感じて調節することの方が生きていく上で大切だと思います。

Yシャツを衣替えまでは長袖で腕をまくってはいけない(中学時代)とかいじめじゃない。冬のセーターは学生服またはYシャツの下に着用(高校)とか意味のないルールやめて。

 

どんどん暑さが前倒しで、上昇していくこれからの時代。

変化に合わせたルールを作ってほしいです。

保育とずれた着地点になってしまったけれど、熱中症にはみなさんご注意くださいね。

 

 

☆学んでいるNVC

www.tayorako.com