たよらこそだて

幼稚園教諭と保育士経験をそれぞれ10年以上。自閉症児やダウン症児の加配、息子の子育てから学んだあれこれを書きます。

【産後クライシス】妻の気持ちと夫の気持ち

産後クライシスとは

出産後2~3年の間に夫婦関係が急激に崩れる現象です。

少し前のデータのようですが、

出産後夫が育児サポートをした人は全体の64%

夫婦の危機が訪れた人は全体の43% 

夫婦の危機が産後に訪れた割合は?【夫婦関係調査レポート】- キッズライン参照

足したら100%に近くなるようなデータですね。

わが子をお腹に宿した時から、女性は母になる準備をしていきます。

栄養のあるものを食べ、大きくなるお腹に不便を感じながら、胎動に感動する。

出産するためのエネルギーは、自分の中に眠っていた力全てを出しきった…という感覚でした。

生まれた…とホッとする間もありません。

数時間ごとのミルク、おむつ替え、抱っこ…心も体もヘトヘト。

生まれてから首が座るまでの3ヶ月がひとやま。

歩き始めるまでの1歳数ヶ月までがふたやま。

イヤイヤ期の2歳がみやま。

一番大変な期間にどんなサポートがあったのかによって、夫婦関係は大きく変わります。
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感情の整理

構造的に母になるしかない女性に対して、父親になるには時間や努力が必要です。

それは構造的に変わる必要がないから。

どんな思いで赤ちゃんに接しているかを、男性側が想像するのは難しいのかもしれません。

【保育のヒヤリハット】子どもの熱中症にご注意を - たよらこそだて

この記事の方法と同じように、息子(希生)を産んだ時の自分に戻って感情を整理してみました。 

わたしの中のモヤモヤ

  • 抱っこで腕が痛くてもげそう
  • 授乳が大変
  • 睡眠がまとめてとれなくて辛い
  • 希生と一緒にいるけれど、一人でずっといる感覚
  • 淋しい
  • 心細い
  • 不安
  • 外で働いていた時の方が気がラクだった
  • 自分だけの時間が欲しい 

わたしが欲しかったもの

  • 子育ての大変さも喜びも誰かと共有したい
  • 会話がしたい
  • 自分の時間がほしい 

夫の気持ちを想像してみる

  • 毎日帰宅が夜の11時過ぎ、疲れた
  • 職場のストレスが限界
  • 希生が懐かなくて泣く
  • たよらこが前と変わった、感情が不安定
  • 子育てへの思いが熱くて、こだわりが強い
  • 自分の時間が欲しいなぁ

夫から言われたわけではなく、想像です。

わたしは独身時代、汚部屋に住んでいました。

使ったタオルは濡れたまま数日間放置だったし、小物雑貨を並べすぎて掃除が出来ず埃だらけでした。

それが希生を身ごもってから、汚いものに敏感になりました。それも必要以上に。

出産後数年間はトイレに入るたびに、手だけでなく足まで洗っていました。

自宅のトイレでも。

おかしいのは分かっているのですが、やめられないの。

希生をイイコイイコされる時の手がきれいかどうかもすごく気になりました。

そう考えてしまう自分に自己嫌悪…。

 

頼れない頼りたくない実家

結婚後、一度も実家に泊まったことがありません。結婚することで、やっと自分の場所が見つかったのです。

産後も自宅にいました。

夫は一番仕事が忙しい時で、鬱になって通院していました。

夫にとっても大変な時期でしたが、わたしにとっても孤独な子育てでした。

 

夫の気遣いで嬉しかったこと

希生を実家や義実家に預けて、二人でご飯を食べに行くことも提案してくれたのは夫です。最初は気乗りしませんでしたが、大事な時間だったかもしれません。

産前産後のむくみがひどく、足や腰痛を和らげるマッサージをしてくれることもありました。

休日に時々、夕飯も作ってくれました。

出来る部分で支えてくれていることを感じたので、乗り越えられたのだと思います。

 

わたしたち夫婦の一番の危機は産後ではなく、つい数年前の希生の入院時です。

それはまた、お話したいと思います。

 

自己正当化で生まれるもの

夫へのマイナスな気持ちが生まれると同時に湧いてくる感情は自分を正しいと思う気持ち。

〇〇が正しい。だから〇〇な夫は間違い。

ジャッジ的な感情が湧き出ると、相手を見下ろしている自分に気付きませんか。

「子どものこと見ていないからそんなことも分からないのよ、サイテー」

「どうしてそんなことも分からないの?普通気付くよね?」

前回のNVC講座で学んで心にチクっと刺さった言葉です。

正しさを証明しても世界は変えられない

家庭は一番小さな世界。

どんな小さな世界にしたいですか。

壊したい?

勝ち負けを決めたい?

何のために変えたいの?

 

一緒に子育てしたい

分かり合いたい

わたしたちの子どもだから

色々なこと、共有したい

 

自分の奥に眠っている思いや感情に気付いたら、きっと夫に伝える言葉が変わります。その場の感情ではなく、奥に眠っている感情を伝えます。

そしてもう一つ、心を射抜かれた言葉。

夫の性質は変えられない

変える必要がない

その性質をどう生かすか

生かし合うか

この言葉を聞いて、わたしの中で引っかかっていた魚の骨みたいなものが外れました。

夫は父親としての性質が低いです。

希生のことより、自分のことの方が優先。

でも、夫としては頑張ってくれます。

言わないと出来ないけれど、お願いすればやってくれる。

そうか………それは性質なんだ。

性質は変えられないのか。

父親としても夫としても100を望むのはやめよう。

そもそも、その100はわたしが勝手に決めたものだった。

わたしの性質と夫の性質を生かし合って1になればいいんだ。

 

傷ついた心を自分の中で受け止める

待ち望んだはずの子どもを授かったのに、なぜこんなに辛いの?

傷つき自己嫌悪に陥っていた自分と同じように、急によそよそしく冷たくなった妻に傷付いていた夫がいたかもしれない。

相手の気持ちを受け入れるには、自分の気持ちを十分に受け入れることが必要なんだって。

そんなこと言われたって難しい。

そんな感情を持っているんだなぁと受け入れるだけでいい、と言われました。

意識する練習を始めました。

自分の気持ちを受け入れられただけ、相手の気持ちを認めることが出来るそうです。

そういえばわたし、〇〇だからダメだった。

もっと〇〇すればよかった……ということばかり考えていたかもしれない。

感情に蓋をするクセをやめて、自分を解放したい。

そして、どんなふうに夫と生きていきたいかを考えていこうと思っています。

 

 

☆夫婦の危機について書きました