たよらこそだて

幼稚園教諭と保育士経験をそれぞれ10年以上。自閉症児やダウン症児の加配、息子の子育てから学んだあれこれを書きます。

【魔の2歳対処法】保育で使っている言葉がけ

魔の2歳児に日々立ち向かうあなたへ

魔の2歳児と言われる時期。

「自分でやりたい」「イヤイヤ」

それは自我が芽生えた喜ばしいことだと分かっている。それでも、毎日その自己主張につき合うのは大変なのだ。

今年度は2歳児クラスに入る率が圧倒的に多いたよらこです。

楽しい反面、毎日が修行です。

子どもの気持ちに寄り添い受け止めたいけれど、一人の子にその時間をかけている余裕がない。

かと言って無理やりやらせたり、中断することもしたくはない。

今日は保育の中で使っている言葉がけと働きかけを、具体的に書いてみたいと思います。
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トイレに行きたくない件

保育の中で一番向き合う回数が多いのが、トイレに行きたくない。おむつを取り替えたくない。パンツが濡れているのに「濡れていない」と言い張る件。

そこに眠る気持ちは「今は遊びたい」「トイレが面倒くさい、楽しくない」という気持ち。

なるべく遊びと遊びの切り替えを見計らって声を掛けますが、待っても切り替えタイミングがない場合は遊んでいる最中に声を掛けざるを得ません。

返ってくるのは「ヤダ」という言葉。

一度ヤダが始まると、それを切り替えるのは難しい。

ヤダが出ない声がけを考えます。

 

☆おままごと最中のAちゃん

「お母さん(役のAちゃん)、卵がなかったわ。〇〇スーパーが安売りしているから買いに行きましょう」とカゴを渡します。

「たまご、たまごどこかしら♪」「たまごたまご、安売りだ!」など適当に歌をうたいながらトイレへ入り「たまごありました。120円でーす」と妄想買い物ごっこをします。

「ついでにトイレもすませましょう」と誘うとスムーズ♪

 

☆戦いごっこ最中のBくんとCくん

「ウルトラマン!大変です。向こうにバルタン星人が出没しました。至急応援お願いします!」と声を掛けて「こっちです!」とトイレに行きます。

「ぐぬぬ…窓から逃げ出したなぁ。バルタン星人が来る前におしっこしちゃいましょう!」

 

☆お外でブランコ遊び中のDちゃん

「そろそろおしっこ行く?」

→「行かない」

「じゃあ、ブランコ乗り終わったら行こうね」

順番が出来るようになってきた最近の2歳児ちゃんたちです。

交代が難しい時には「10数える?20数える?」と聞き、数字を数えて「おまけのおまけの汽車ポッポー。ポーと鳴ったら代わりましょ、ポッポー」と歌うと交代出来ます。

「お友だちに貸してあげられたの?えらいねぇ…✨Dちゃんお姉ちゃんになったよね」と褒めてギュッとしてから「トイレ行こうか」と誘うとスムーズです。

 

ポイント

ポイントはトイレに向かう気持ちをワクワクさせる妄想と、トイレの時間を楽しいと思わせる言葉。

そして褒めてから誘う作戦です。

トイレで便器に座りたくないという子には、トイレ2ヶ所のどちらに入るか(もしくはトイレとおまるどちらがいいか)選んでもらう。

それでも嫌の場合は「そっか、おしっこ出ないんだね。分かった。いいよ~。出なくていいから一回だけ座ろう」と誘います。

座ったところで簡単なクイズや歌を歌っているうちにおしっこ出来ることも多いです。

「出ない出ないも出るのうち!」

全てを聞き入れるのではなくて、全ての気持ちを一旦受け止めた上で一部の気持ちを受け入れましょう!着替えにも応用出来ますよ。

 

好きな物しか食べない件

食べ物の好みもはっきりしてきて、嫌いなものには手を伸ばさない子も多いです。

給食は量もみんなが同じだから、全部食べることを目標にはしていません。

楽しく食べる。

自分で食べる。

綺麗に食べられるように少しずつなる。

なるべくバランスよく食べる。

まだおかずが残っているのにデザートよこせと泣くEくん。

「桃が食べたいんだね。うんあげるよ。これ、一口食べたらおしまいにして桃食べよう」

まずは桃が食べたいという気持ちを受け取ります。

そしてEくんの分もあるよ、とお皿を見せます。

一口を受け入れない場合は、一口以外のおかずを違うお皿に取り分けて、あと一口で終わりだということが目で見て分かるようにします。

最後の一口と分かると頑張れることが多いです。

「食べられたね、桃食べようね」とデザートを渡します。

その一口が明日につながります。

 

何が嫌だか分からないけれど泣いて荒れる件

必ず泣いている理由があるのですよね。

でも全ての気持ちが読み取れる訳ではない。

そんなときは諦めましょう。

園に来た言語療法士さんも言っていました。

「何を伝えたいのか分からない時には、ごめんね先生(ママ)何言っているか分からないや」と伝えていいと。

ただそれは怒って伝えるのではなく、冷静に。

パニック×パニックは火事です。

パニックになっている子どもを前に、穏やかな水になれるか…。

心配して布をかぶせたら、布がないと火が消せない子になってしまう。何かで釣って気分を紛らわしたら、エサがないと動けない子になってしまう。

自分は水。穏やかにキラキラと流れる清流✨とイメージして下さい。

こちらが反応しないといつか火は静まります。

静まった時にそっと抱きしめて話を聞きます。

 

先生になりきれない日だってある

こちらが寄り添っているのに「どうしたの?〇〇したいの?」と顔を近づけたらビンタされました。つい先日ね( ̄з ̄)

大人げもなくカーっとなりました。

冷静になった時、その子との信頼関係が築けていなかったなという反省点が見つかりました。「面倒くさい子」という心の声もあったことに気付きました。

そういう気持ち、子どもは読み取れたりするのですよね…。試されていたのかも。

いかに真っ白な自分で子どもに関われるか…。

 

やっぱり子育て・保育って修行だわ💦

 

でも…

こちらの行動や言葉をちょっと変えたことで、子どもに変化が起きた時…

すごく嬉しいです😊

 

 

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