たよらこそだて

幼稚園教諭と保育士経験をそれぞれ10年以上。自閉症児やダウン症児の加配、息子の子育てから学んだあれこれを書きます。

【HSC・不登校】協調性や社会性を重視される教育から個が尊重される社会へ、今わたしが出来ること

「学校に行きたくない」と言われたらどうしますか

以前、HSCについて書きました。

www.tayorako.com

希生(息子)はその気質を持っているように感じています。小さな頃と比べると和らいだものの、今も学校や教育のしくみには人一倍敏感です。

自分が自らやりたいと思うことには積極的ですが、納得の出来ない「風習」「伝統」「集団行動」には猛反発です。

今まで学校に行きたくないと言ったことはありませんが、逆によく言わなかったな…と思い「学校に行きたくないと思ったことはなかった?」と聞いてみました。

「そりゃあるよ」

やっぱりそう?笑

どんなときにそう思ったの?と聞いてみました。

  • どうして学校に行くのかをふと考えたとき
  • 家で勉強をした方が効率が良いと感じたとき
  • 苦手なこと(行事や体育)への強要を感じたとき

「行くのをやめる」とまでいかなかった理由も聞いてみました。

  • 行くことが当たり前だと思っていた
  • 友だちがいた
  • 自分を理解してくれる先生に恵まれた

そうなんだ…当たり前って思っていたんだね。

嫌な思いをした経験が重なったり、支えてくれる人に恵まれなかったら、不登校になっていたのかもしれません。

  

井上みはるさんのお話しを聞いてきました

少し前ですが、micatan(id:micata-artproject)さんとのご縁で、みんみんさんこと井上はるみさんのお話しを聞いてきました。

みんみんさんは4児のお母さん。お子さんの教育について考え、サドベリースクールを創っちゃったという方です。※サドベリースクール:子どもの自主性・自己選択を尊重する学校

 

荒川区が不登校をはじめ、子どもを守るネットワークが進んでいるのをご存じですか?

地域社会で子どもの成長を支える

あらかわ子ども応援ネットワークは、地域住民の活動団体(子どもの居場所づくりや子ども食堂の活動を行う団体、学習支援を行う団体、不登校支援を行う団体、家庭支援を行う団体など)行政、社会福祉の専門機関、学術機関等の連携の下に、地域の子どもの健全な成長に資する活動を行う緩やかなネットワークです。

あらかわ子ども応援ネットワーク 

わたしは初めて知り、びっくりしました。

  • 子ども村中高生ホッとステーション
  • てらこやミモザ
  • 南千住ほっこりアイランド
  • 子どもの未来塾
  • 子どもの居場所イン町屋
  • バイタル・プロジェクト
  • 子ども食堂サザンクロス
  • みらい~you・me~
  • 東日暮里子ども食堂
  • ななほしこども食堂
  • みやまえの家
  • おやつ食堂ふらっと♭
  • 教育系活動団体(EGGS)
  • 不登校支援ネットワーク
  • シングルマザーサポートネットワーク
  • フードバンク

こんなにいっぱい、それもつながっているなんて、荒川区すごい!

その活動にも精力的に参加されていて、とにかくパワフルで圧倒されました。

子育てで重要なのは、どう育ててきたかよりもどんな関係性を築いてきたか。

子どもの自立を考えたとき、支援する・される関係ではなく、子ども自身が貢献の場を見つけていくことが社会に関わる一歩となる。

親が「やってあげる」ことの弊害を考える。

心臓にズキュンと何かが刺さったような衝撃。

みんみんさんは、お子さんが「学校に行きたくない」と言った時にはそれを受け入れ、「学校に行ってみる」と言った時にも受け入れたそうです。

「ゲームの時間を子どもと決めても制限はしない」とも言っていました。

「制限されるからもっとやりたくなるの。子どもは子どもなりに考えているし、気づくものよ」

息子さんがゲームにはまっていたとき、夏休みに親戚(奈良と言っていたかしら?)の家に一人で遊びに行くことになったそうです。そこで朝から晩まで寝る間も惜しんでゲームをしたら「もう飽きた」と言ったそう。

効果に年齢的な差はあるかもしれませんが、確かに…というか、そんな考え方があったんだ…と思いました。

現実には、子どもを信じてゲーム三昧の日々に目をつぶっている時間って想像しただけでツラそう。子どもとの向き合う時間というより、自分との向き合う時間になりそうです💦

子どもに寄り添い、自己決定・自己選択を大事にする。わたしも同じことを心がけて子育てをしたてきたつもりだったのに、なんだこの残念さは…と感じたのでした。

 

「星野君の二塁打」

今通っているNVC講座の聡子先生に教えてもらったお話しです。

小学校の道徳の教科書に載っているそう。

ピッチャーの星野君は同点で迎えた最終回、監督から、先頭打者を「バントで二塁に送れ」と命じられた。

納得はできなかったが、監督の命令にそむくことはできない。

バントのつもりでバッターボックスに入ったが、姿勢を少し変え、二塁打を打った。この一撃が勝利を決定的にし、チームは選手権大会への出場を決めた。
 翌日、監督が選手たちを呼んで話した。
 「僕が監督になったとき、相談してチームの規則を決めた。いったん決めた以上は、厳重に守ってもらう、チームの作戦として決めたことは、服従してもらわなくてはならないという話もした。だが昨日、僕は面白くない経験をした。僕は、昨日の星野君の二塁打が気に入らないのだ。チームの統制を乱したことになる」
 チームメートが助け舟を出したが駄目だった。

「いくら結果が良かったからといって、ルールを破ったという事実に変わりはない。チームの統制を乱した者をそのままにしておくわけにはいかない。僕は今度の大会で星野君の出場を禁止したいと思う」
 星野君はじっと涙をこらえていた。

「星野君の二塁打」削られたセリフ 作者が本当に伝えたかったこと… - withnews(ウィズニュース)より引用 

個より集団が大切にされてきた日本の教育。

試行錯誤しつつ、変われない部分が根強く残る現在の教育。

この話が今、道徳の授業で使われていることがわたしはショックでした。

星野くんの思いは集団の中では不要?

一人の思いよりも、チームの団結が大切?

団結って、誰かを犠牲にしないと成り立たないもの?

感情がぐるぐる。

でも、振り返るとわたしの中にも潜んでいることに気づきます。

「みんなと一緒に学校へ行くべき」

「みんなと同じことをやるべき」

「自分の気持ちよりも、周りの空気や気持ちを優先するべき」

「べき」まではいかないにしても、その方が良いと考えていた自分がいる。

 

「HSCを守りたい」の本が届きました

微力ながら参加させていただいた斎藤暁子さんのクラウドファンディング。

HSC書籍制作プロジェクトチームで作られた本が、少し前にわが家に届きました。

冒頭の見出しに書いた「学校に行きたくない」と言われたらどうしますか?は、本の帯に書いてあった言葉です。

本を読んだ感想は、HSCの子や気質がある子だけでなく子どもに触れあう全ての方に読んでほしいと思いました。

本来HSCは、個性的で素晴らしい魅力や才能に溢れていて、その子に合った環境や関係を選択出来ていれば、その子らしさが発揮され、自己肯定感や自己価値が削がれることなどありません。

わたしもそう思います!

そして、全ての子に通じることのような気がしています。

学校に行かなくても、学びの場や受け入れてくれる場所は広がりつつあります。

ありのままの子どもの姿や、子どもの選択を受け入れられる自分になりたい。

 

「HSCを守りたい」の表紙や挿絵について

本が届いたときにワクワクしました。

なんて素敵な表紙。 
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ページをめくると、挿絵も素敵でした。

カバー・本文イラストを手掛けたのは、ブログで一年半ほどの交流があるイラストレーター永富 月来子(id:flemy)さんです。

本の内容とともに、素敵なイラストもじっくり見てほしい。

実は新しいブログアイコンを、月来子さんにお願いしました。

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ステキ✨

これからはこのアイコンで、みなさんのブログにお邪魔します。どうぞよろしくお願いします。

月来子さんへのお仕事の依頼は、ブログのコメント欄かTwitterのDMだそうです。

お値段についてはご相談下さい。

イラストレーター 永富 月来子 (@flemyrabbit) | Twitter

 

教育を変えようと頑張っている身近な方たちを応援したい

日本の教育を変えようと頑張っている方たちが身近にいます。

 

*わたしにいつも素敵な学びの機会を与えて下さるmicatanさん。

そらのね学園がもっと認知されて欲しい!

そらのね学園*オルタナティブな小学校

 

*HSCの認知がさらに広がりますように!

この本がたくさんの人に読んでもらえますように。

HSC子育てラボ

HSCを守りたい

HSCを守りたい

 

 

お子さんと向き合い頑張っているお母さんたちもたくさんいます。

 

*はな(id:hana8hana)さん

無理に登校し強迫性障害とタナトフォビアを患った娘~症状と治療まとめ | 華日記 子育てと、趣味と、生活と。

*詩佳(id:i-shiika)さん

子育て・不登校 カテゴリーの記事一覧 - 詩佳diary

 

わたしが出来ることは、子どもに寄り添いながら子育てや教育に向き合っている方を応援すること。

わたしも子どもたちに寄り添いたい。もちろん息子にも。

みんなの心がつながるよう、情報を発信していきたい。

今まで当たり前だと思っていた価値観をぶち壊したい。

まずは自分から…。

そして手の届く範囲から少しずつ。